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通貨の信用リスク

ICOという単語をご存知でしょうか。これは仮想通貨を新規発行することによって資金を調達するという画期的な方法です。

これによって世界最大の資金調達を成功させたのが、米国の「Tezos」というプロジェクトです。現在このプロジェクトは、集団提訴の対象となっています。

ICOというのは、まずアイデアはあるが資金を持たない者のために、世界中から投資を募ることができる取り組みです。これは、少額ずつを低コストで多くの人から集めることができるため、世界中から絶賛されました。

しかし、逆に資金集めだけを目的をした詐欺まがいのものが横行してしまったのです。このような事態が増えたことで、肝心のプロジェクト事態は頓挫してしまい、詐欺として訴えられてしまったのです。

現在、日本では、このICOについて規制はありません。

世界では、まず中国・韓国の二国がこのICOを禁止としました。その他にも、ドイツ・イギリス・シンガポール・米国などで注意喚起が行われました。スイスでは現在調査中だとのことです。フランスでは自国で「Unicorn」と呼ばれるプロジェクトを発足させています。これはICOサポートプロジェクトであり、改めてICOによる資金調達法を作成したものです。

このように、新しい試みはいくつも生まれてきています。順調に行けば、ICOも画期的な方法として、広く世界中で使われていたはずでした。しかし、新しい技術に対する予測は困難です。仮想通貨市場も同様です。まだ信用度の低い技術にすぐ飛びつかず、各個人がよく考えて投資を行う必要があります。

では、現在ビットコインが抱えている問題は何があるのでしょうか。

例として、分岐問題と呼ばれる問題があります。ビットコインが分岐すると、ビットコインの価格が上昇する傾向にあります。これは、分岐後の新たなコインを保有するために、ビットコイン所有者が買いに走るからです。

今まで分岐したものとしては、ビットコインキャッシュ・ビットコインゴールド・ビットコインダイアモンドという3つが存在しますが、各分岐においてビットコインの価格は上昇していました。

仮想通貨にとって、その通貨の信用度はとても重要な物です。何度も分岐していては、その通貨を本当に信用していいのか疑わしくなってしまいますよね。

分岐を何度も繰り返していると、ビットコインの価格を操作しているのではないかという疑惑が生まれ、ビットコイン自体の信用を失ってしまう可能性もあります。現在までの分岐では価格が上昇していましたが、今後はどうなってくるのかは予測できません。

現に、今後分岐が予定されていたビットコインプラチナというコインがありますが、これは詐欺であったという報道がされています。このようなニュースが一つでも流れてしまうと、やはりビットコイン自体の価値が疑わしくなってしまうということは大いにあり得ます。

まとめ

仮想通貨は初心者でも取り組みやすい投資とも言えますが、投資である以上、絶対という事はありませんから、リスクがある事を理解した上で取り組んでいくことも大切です。

また、仮想通貨に関する知識もしっかりと学ぶ事も大切です。最近では、誰でも簡単に、楽に稼げるというものがありますが、世の中にはそのようなものはありません。

そのような事を鵜呑みにしないで、まずは知識を身に付けて、経験を積んでいく事が投資で結果を出していく一番の近道だと言えます。

なお、無理は資金運用は自分自身の生活を壊してしまいますので、余剰資金で行った方がいいです。無理の無い範囲で投資を行っていきましょう。